朝からずっと炉の前で斧を打ち続けてきたが、やっと満足のいく仕上がりになった。あの鋭さなら、どんな硬い木も一撃だ。腕もなまってねぇってわけだ。それでな、ユーゴに渡そうと中央広場で待ち続けてるんだが、野郎、まだ現れやしねぇ。もう夜の9時だぞ。こんな時間まで待たせるなんざ、ふざけた話だ。だがな、この斧は必ず役に立つ。それだけは確かだ。明日の朝一番にでもユーゴのところに持ってってやるか。それにしても、妻がいた頃は、こんな夜遅くまで一人で待つなんてことはなかったなぁ。